ベルリンの壁が崩壊する〝9年前(1980年)〟の東ベルリン側目線、、西ベルリンへの亡命の疑いを掛けられた女医に対する〝監視の目〟、、地獄の〝収容施設?〟から逃げ出す少女、、そこに彼女達の居場所は無い!
本作と同じくベルリンの壁崩壊前を描いた「トンネル」を観てたお陰でスッと入ってきたものの、東西分断についての知識がないと〝?〟な部分は多いかも。いちいち歴史の説明は入らないし、いきなり観ても主人公の心は何一つ掴めない筈である。
最後は無言。アンドレの〝あの表情〟だけで十分だった。
2012年ベルリン国際映画祭銀熊賞受賞。