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ゼロ・ダーク・サーティのraruwoのレビュー・感想・評価

ゼロ・ダーク・サーティ(2012年製作の映画)
5.0
起きた事を順序立て整理して観客に観せる。作為が無ければ映画は成立しないが、バイアスが史実の本当を曇らせることもあるだろう。この映画が描くのはアメリカとい国の言う正義の鉄槌。アメリカが人を殺す。そこに働く人々は、ただ仕事として遂行するように見える。正義のためか。あるいは私怨か。砂埃の中で、来た道も行くべき道も分からなくなるような感覚。勇ましい男達がアドレナリンに酔う中、道に迷った少女のようにマヤは一筋の涙を流す。
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