にょこ

ゼロ・ダーク・サーティのにょこのネタバレレビュー・内容・結末

ゼロ・ダーク・サーティ(2012年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

政治に詳しくない、映画好きな私の視点なので不快な点があるかもしれませんが悪しからず。

この映画、ドキュメンタリーに近い、という感覚を持ってみた方がしっくり来ると思いました。
この映画の特性ですけど、アメリカ側の視点だけなのですが。


ビンラディン、なぜ殺害?って当時思ってて。
まぁ、あれだけの人なら殺害なのかなぁとぼんやりと思っていて。

なるほど、この状況なら殺害しかないわな。

観る人にこうだよって思わせる描写が上手で、真実と脚色を上手に絡めているように思えます。
アメリカ側に悪人がいなくて、主人公と友達になれた人がテロで死んでしまったり、ラストの主人公の涙。
良かったね。と、否が応でもアメリカ側に感情移入するよね。
実際テロに苦しめられたアメリカからしたらこれくらいの脚色はね、当然っちゃ当然なのかな。

(そして、なるほど、これがプロパガンダか…なんて思ったり)
と、なるほどを沢山使う映画。

緊迫した映像、先が気になる展開。普通に観るぶんには申し分ない完成度の高い映画でした。凄く真面目に作っているんだと思うし。

映画ってこういう事があったよ。こういう事もあるんだよ、あるかもしれないよ。という伝承できるツールの1つだと思っています。
ドキュメンタリーに然り、ファンタジーに然り、その1つ1つにどう影響されるか…
どう判断するか。

学のない私が、やはり勉強って必要だなと思わせてくれました。
にょこ

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