9.11の後、ビン・ラディンを殺害するまでの経緯をCIA視点で描いたフィクション。
非難があった拷問の様子を描いたり実際のテロなどを押さえ、臨場感ある仕上がりになっている。国防というよりは、まるで復讐のように見えてくる主人公の執念は怖いくらい。
ここからは映画と関係なく思ってしまったこと。
9.11はとてつもない悲劇だし、自国でテロを許してしまったCIAの面子丸潰れとか色々あると思う。
でも中盤、大使館で支局長(かな?)が局員を叱責鼓舞するシーンがあるんだけど、「(9.11で)3000人の罪のない人が殺されたんだぞ!!」にちょっと引いてしまった。
いや、原爆落としたじゃん。2回も。
しかも必要なことだったって結構な人数が未だに考えてるじゃん。
わかってますよ、戦争とテロじゃ事情違うし背景も全然違う。
でも後遺症含めて何十万人っていう一般市民が亡くなってる事実に対し、戦争終結の為という大義名分が当たり前のようにあるのがすごく嫌で。
この映画は全然悪くない。
原爆持ち出すのは場違いなのも知ってる。
でも考えちゃったので、なんかモヤモヤしました。15分くらいは集中できず。
関係ない感想ですいません。
CIAは神!って映画でもないし、真面目に撮ってると思います。