後半のヒマラヤ山脈に入り、映画の視界がひらける。
無言で羊を誘導する羊飼いの老人。
電気は通っているが、まだローテクの木造の家。
日本と共通する点もあるが、旧き良き時代がまだ残っている。
エンドロールの子供たちの笑顔が、日本以上に活き活きとしている。
途中、砂時計のイメージが映し出される。
時の流れを戻して、パキスタンの時代に戻りたい。そう感じさせる。
ただし、半分以上日本の中で話は進む。
エキセントリックな展開に、中々ついていくことができない。
エンドロールの写真を見るためだけなら、観てもよいかもしれない。