この「アンチクライスト」は激鬱映画「ダンサー・イン・ザ・ダーク」のラース・フォン・トリアー監督作品だけど、この作品もなかなかエグい映画でした…。
主人公の夫婦が情事の最中に子供を事故死させるという暗く重たい設定、そして妻の方が罪の意識に苛まれどんどんと狂気の道へとひた走っていくという内容に暗さしかない辛い辛い映画。
登場人物も夫婦のたった2人だけ。その2人だけの間で繰り広げられる常軌を逸した行動の数々。マジで見ていて陰陰滅滅としてくる。
聖書、キリスト教をモチーフとした場面も多く、そっち方面に明るくない自分にとってはなかなか取っつきにくい要素も多分に含まれていて結果的に「ヤバい映画がずっと続く映画」という印象に終わった。キリスト教に詳しかったらまた別の捉え方があるのかな…。
