まるまる

風立ちぬのまるまるのレビュー・感想・評価

風立ちぬ(2013年製作の映画)
3.1
生きねば?
この唐突感はなんだろう。
自分を励ましてるのかな?
人の声、息を吐きだす音がはいった効果音や、
自らの過去作を誇張してるような癖のあるアニメーションとあいまって
映画そのものが、個人的にほんの少し気持ち悪かった。

と思ってたら、こんなの見つけた↓
『風立ちぬ』を深く読み解く「10」のこと!
https://cinema.ne.jp/recommend/kazetachinu2019041206/
以下一部引用

いわば、『風立ちぬ』は(その著書を読んでもはっきりとは見えてこなかった)堀越二郎の内面および人物像を、堀辰雄の小説の物語を借りて、その他の要素もいろいろとごちゃまぜに描いていくというフィクションなのです。下世話な感じに表現すれば、宮崎駿監督による“俺の理想の堀越二郎”を作り上げていると言っても良いでしょう。
ちなみに、マンガ版「風立ちぬ」は宮崎駿が“趣味の範疇”で描いていたと自覚していたため、鈴木敏夫プロデューサーからアニメ映画化を提案された時は「鈴木さんはどうかしている」などと反発したのだとか。そこには「アニメ映画は子供のために作るべきであって、大人のものなんてとんでもない」という考えもあったようです。つまりは、『風立ちぬ』は“元々は趣味として好き勝手に描いたもの”であり、しかも“今までのように観客である子供のためには作っていない”のです。そのために、宮崎駿作品の中でも(後にも詳しく書きますが)その作家性が強く表れている一方で、大衆には迎合しない異質な作品になったとも言えるのです。

鈴木P~

どうもこの「作家性」とか「迎合しない」とか言葉にすると、なんとなくカッコいいけど、一方で観客との勝負を放棄して、名前に胡坐かいてる印象を持ってしまうんだよなぁ。
次作はぜひナウシカ2で、トルメキアとドルクの虚ろな王族描いてください、おねがいします、おねがいします。
クシャナはデレない方向でひとつ。

何か今、モーレツに今敏「千年女優」が観たい。
まるまる

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