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かぐや姫の物語の0814のネタバレレビュー・内容・結末

かぐや姫の物語(2013年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

下界が住むことが罰だったのに、そこに住むことに魅力を感じてしまったことが罪になる。ただ、下界にある、人間のお金や地位に対する執着や女性蔑視など、段々と感じる汚さ。そこから、強引に月に戻らせるという絶望的な話(最後の涙からも)なのかな。そんで、圧倒的な情報量(高畑さんが人間や地球の素敵さを見せるために選択した水墨画のようなアニメーション。)で、改めて、この世界の良くも悪くもな豊かさを表したんだと思う。自然の中ではしゃぐかぐや姫と、絶望して走り出すシーンの対比なんてやばい。

もっと始まりはファンタジー感ある感じだけど、話の中心はめちゃくちゃリアルなこの世界を描くという、端的に、なかなか良いとか悪いとか言えないような作品だと思う。
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