もなもな

キャビンのもなもなのレビュー・感想・評価

キャビン(2011年製作の映画)
3.7
二重構造の面白さ。

大学生グループは山奥の小屋へキャンプへと出かける。
彼らは自由意志によって選んだかのように見せかけて実は秘密組織によって仕組まれたことであった。

これだけ聞くと非常にチープな感じなのだが、秘密組織がまるで映画やゲームを楽しむかの様に彼らグループを監視している姿はまるでホラー映画を鑑賞する私たちに重なって見えてくる。
そう。
言っていいのか悪いのか。
ホラー映画はお決まりの連続。いわばシステム化されたようなのものなのだ。
それを作品に落とし込んだのがこの映画。というところなのだろうか。

最終的には悲劇は秘密組織へ。
ホラー映画を見た後はトイレに行けなくなるように、鑑賞者の現実へ影響を及ぼすことを示唆しているのだろうか。
それとも本当に悲劇が起こることもあるのだろうか。
もなもな

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