このレビューはネタバレを含みます
これは10年振りの鑑賞ということになりますかね。カンヌ映画祭のパルムドールと、アカデミー外国語映画賞をダブル受賞した名作だったけど、老々介護の過酷な現実がリアルに描かれていて、衝撃を受けたものでした。
本作に出演したエマニュエル・リヴァもジャン=ルイ・トランティニャンも、今は既に亡くなっているけど、まさに一世一代の名演技を見せてくれましたね。
本作以降、類似の作品も増えてきたし、社会問題化して、安楽死を認めるような国なども増えて来たようだけど、例によって後進国の日本ではまだまだでしょうかね。
最近、私の地元でも、介護疲れの妻が夫を殺した事件があったけど、新聞に簡単な記事が載っただけでした。そのような悲劇は、これからもどんどん増えて来るんじゃないかと思うし、皆でもっと真剣に考えるべき問題かも知れませんね。