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ベラミ 愛を弄ぶ男のNMのレビュー・感想・評価

ベラミ 愛を弄ぶ男(2012年製作の映画)
3.0
モーパッサン原作。何度か映像化されている。

ノルマンディ出身のデュロワはアフリカでの軍務から戻ると、パリに上京。
しかしコネもなく食うにも困る生活。
彼はゼロから成り上がれるのか……。

世間知らずのデュロワが社交界で認められることのは並大抵ではない。彼の野心など、上流の人間にとってはままごと同然。彼なんかよりもっと上回る手管を使っている。女たちを口説いて自尊心を満たすが、それだけでは何の権力も持てず、むしろ男たちからは軽蔑されるばかり。
外見の完璧さが評価されただけで、中身は何もなかった。

ラストの展開をもう少し丁寧に見たかった。

女性たちのドレスや屋敷の内装が豪華で素敵。

メモ
小使……こづかい。用務員の旧称。 現在は使われない。使用人、召使い、見習い等の意味でも。
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