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プラチナデータのfilmtravelerのレビュー・感想・評価

プラチナデータ(2013年製作の映画)
4.4
大友啓史
(ハゲタカ、るろ剣、億男、龍馬伝)

原作:東野圭吾

サヴァン症候群
レインマン、フォレストガンプ

SARI(警察庁特殊解析研究所)
Special Analysis Research Institute

新世紀大学病院の遺伝子学教授の水上利江子(鈴木保奈美)

治療の名目により、違法に採取されたDNAによって犯罪捜査がすすめられている。

全国民のDNAを国が管理するという「DNA法案」が可決されようとしている。病院の採血、献血、生誕時にすぐ、学校の歯科検診で集められた検体データは警察庁臨海倉庫に運ばれ、SARIが管理する。

生活圏の防犯カメラ、監視カメラ、交通カメラを連動させ、DNAデータを位置情報と結合させた監視システム。

二重人格者の片方の自分が容疑をかけられ、もう1人の自分がその無実を証明しようとする。

天才陶芸家の作品をコンピュータが作れるようになる時代。

真のプラチナデータとは政治家、高級官僚、警察上層部などのいわゆる特権階級とその家族のデータだった。完璧なシステムだと困る人間が出てくる。あらかじめ「NOT FOUND」と表示されるよう組み込まれている人物たちのデータこそ真のプラチナデータだった。

ニノの演技力。