ねこ

汚れなき祈りのねこのレビュー・感想・評価

汚れなき祈り(2012年製作の映画)
3.6
信仰と盲信は別物なのだ
生きづらい世間に背を向けるのも居心地の良いコミュニティに居場所を求めるのも個人の自由だが、そこで目を瞑り耳を塞いでしまうのは不幸の始まりでしかない
純粋な修道女たちに100%同情できないのは、彼女たちが思考することを放棄しているように見えるからだ
でなければとっくに神父の未熟さ滑稽さに気付いていたことだろう

しかしながら、アリーナの強烈な執着心は不気味だし、口さがない役所(?)の職員たちも品がなくて不愉快
そういう俗世間を離れたいと思う気持ちもわからなくはない
ねこ

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