maimai

カルテット!人生のオペラハウスのmaimaiのネタバレレビュー・内容・結末

4.6

このレビューはネタバレを含みます

は〜〜めちゃめちゃ名作だった〜〜😭

音楽も最高に高貴だし、役者の方々豪華過ぎるし、衣装さんがとんでもしごできクオリティだし、ストーリーの構成も内容も最高過ぎた〜〜〜😭😭😭🌲🌲🌲✨✨✨(『クレイジー上司』『クレイジー上司2』見たあとだと品の良さが際立つ、、、😭なんなら浄化された…😭)

人生初心者なので、高齢の方の気持ちを想像するって結構難しいので、接し方が分からなかったりするんだけど、この映画見て、軸にあるのは同じ感情の仕組みなんだよなと思った。
昔の恋愛に心を悩ませて、好きな食べ物があって、好きなことがあって。仲間で集まって、良いものを共有したり、会議したり、目標に向かったり、自然にそよがれたり、怒ったり、泣いたり、悩んだり、笑ったりしてるんだなぁ。

レジーが若者に音楽を教えているところとか胸熱だった。「オペラは、昔、君たちのような若者が好んでいた」とか、そうなんだ、と思った。高齢の大人がオペラを好むイメージだけど、それは決して「高齢だから」好んでるんじゃなくて、昔はそれが「若者に好まれていた」んよな…
だから、この仕組みでいけば今流行ってるポップカルチャーと言われる文化も、50年後「大人が好む古臭いカルチャー」として扱われるんだよなぁ。この映画で、その事実をちゃんと認識というか、可能性を認知出来て良かったと思う。
それでも、若者がラップで言ってたように「どちらも感情を歌っている」んだから、基本は同じなんだよな。50年後は、感情を、どんな音楽のかたちで歌っているのだろう。楽しみだ🍃

そしてジーンとレジー、時を経て結婚して泣いた😭😭😭これは個人的に思うことなんだけど、最近の映画とかって浮気がコミカルに描かれてしまいすぎ。(『クレイジー上司』の影響を大いに受けた発言)1度の過ちは大きな別れを生むんだ、っていう重みを見せてたところも、この映画の好きなとこ。けど、最後は結婚して良かった😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭時がわだかまりを解いた部分もあったのかな。別れを乗り越えた関係性…「👌🏼」

シシーの「旦那も子どももいないけど、私にはあなたたちがいる」っていう言葉とか、ジーンの「お金がほとんど無いからここに来たの。惨めでしょ、寄付で…。」っていう言葉とか、現実感あったなぁ。日本は超高齢社会だから、胸に刺さる。老後のことはまだ考えなくてもいいし、老後のために生きるのは嫌だと思っていた。この考えに変わりはないけど、それでも、自分がいつか行き着く場所のイメージが全く湧かないのも考えものかも。この映画は、老後のイメージ、みたいなもの、考える基準みたいなとこをくれたのかなって思っております。
maimai

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