そして父になるのSkylerのネタバレレビュー・内容・結末

ある日我が子が、本当は病院で取り違えられていた他人の子だと告げられたら？
もし自分の身に起こったなら、誰もが究極の選択を迫られるテーマ。

私立小学校に合格するエリートサラリーマンの家庭と、田舎の電気店を営む貧乏な家庭。
主人公は他人の気持ちが分からないエリートサラリーマン。
血の繋がった他人の家庭で育てられた実の子と、自分たちが育てた血の繋がらない他人の子のどちらを選ぶかの究極の選択を迫られた時、上司の“2人とも引き取っちゃえば良いんだよ”の実行を試みる。

事実を元にしているらしく、実際ではエリートサラリーマン家庭が2人の子供を引き取ったらしいが、映画の中では曖昧に終わってしまう。
この監督さんは、何が正解かは観る人次第という事で、丸投げする癖があるように思う。しかもそんな作品の方が海外で賞が取りやすいみたいだからスッキリしない感覚が残る。