ネトフリで鑑賞。

CGが雑で全体的に安っぽい。
ストーリーも無駄が多くオチもいまいち。

キャンプに向う途中に見つけた廃工場に足を踏み入れたヴィッキーたち。そこは地球外生命体の巣になっており、ヴィッキーたちは次々襲われていく…というストーリー。
ロシア製のモンスターホラーです。
隕石と共に飛来した地球外生命体が廃工場に巣食い、そこを訪れた若者達を襲うという本当にそれだけのシンプルな内容になっています。
話のテンポは悪くなく、若者達が廃工場に到着してモンスターに襲われるまでが割と早いですが、若者達が襲われる→逃げたり部屋に立て籠もったりする→外に出る→また襲われるだけでストーリーがあってないようなものなので、流石にダレる所あります。パトロール中に様子を見に来た警官や、先に襲われて廃工場の一室に隠れていたストリートチルドレンなんかも出てきますが、結構アッサリ襲われるのであまり変わり映えせず…
登場するモンスターはオオトカゲと犬を合わせた様な四足歩行の怪物で、CGで作られてますがチープで動きもぎこちないですし、合成も違和感あるものになっていて襲撃シーンもあまり迫力ある物ではないですね。一種類だけしか出ないのかと思っていたら後半、翼もって空を飛ぶドラゴンみたいなタイプや食虫植物みたいなタイプ、サソリみたいな小型タイプとそれの親？の大型など割と種類出てくる所は良かったですね。下半身喰いちぎられて内臓がボタボタ落ちるゴア描写ありますが、CG使ってるのでグロさは感じられなくて残念でした。車のフロントガラスに叩きつけられて殺される猫ちゃんは可哀想だったな。
登場人物もキャラ立ったのはそんなにいなかったですね。いつもカメラ片手におどけてるお調子者キャラのトニーは言動も中々ウザくて、自分が廃工場見つけて入りたいと言い出したのに、運転してたアレックスに「お前がこんな所に連れてきたせいで！」「お前が運転手だからお前のせいだ！」とキレたりムカつくキャラでそれ故に一番キャラは立ってたかも。廃工場に来た警官の一人はすぐ殺されるかと思いきや意外と活躍しましたね。女性陣は結構美人で穂とパンツ姿で目の保養にはなるかな？
ラストは途中の警官の奥さんのシーンや無線などで予想できましたが、お約束な感じですね。
ジャケ裏の粗筋で最後まで書かれてるので注意が必要です。まあ、ストーイーが無さ過ぎて配給会社も普通に粗筋書こうとしたら気付いたら最後まで書いちゃったのかもかもだけど(笑)
典型的なC級SFホラーという感じで、登場人物がロシア語喋っている以外はアメリカ産の低予算映画と言われても分からないくらいロシア感もないですね。あまりお勧めはしないモンスター物でした。

「グリーンバック買ったしモンスター映画作ろうぜー！」みたいなノリの映画。

クッソちゃちいいろんな種類のモンスターが出てきて楽しい。
B級モンスターパニック映画のお手本みたいで大変よろしい。
観た後、心にも記憶にも何も残らない良い映画。