みゅうちょび

チャイルドコール 呼声のみゅうちょびのレビュー・感想・評価

チャイルドコール 呼声(2011年製作の映画)
2.5
「隣人 ネクスト ドア」に続いて同じ監督の本作。この監督の作風は結構好きです。

暴力夫に子供を殺されかけ、その夫から逃れて子供と二人暮らしを始めた女性アナ。精神不安定でもあり保護観察員から指導を受けながらの生活。子供を夫から守るため子供の寝室にモニターを置くことに。ところが、深夜、モニターからは子供が虐待されているような悲痛な叫び声が。それは同じ棟の部屋の同機種のモニターの音を拾っている可能性が高いことが判明。ある日、寝袋に包まれた大きな荷物を運び出す男を目撃し、それが子供の死体なのではと疑い始める。

途中、え?もしやありきたり過ぎる多重人格とかいうオチじゃ…と想像して、少々集中力が切れてしまった。
後半になり、想像とは違う匂いが漂い始め、集中再開。一度切れるとちょっと辛い。けど、前のめり気味で鑑賞。

「隣人 ネクスト ドア」では、適度に混乱させられそこが良かったのですが、今回はちょい迷子になってしまいました。「隣人」同様に75分くらいの尺にして欲しかったな、無駄なシーンもあるし。
まぁ、その分、予想しなかった結末はある意味「隣人」よりも衝撃でした。

この監督の常に、救われない、深い悲しみを残して終わる感じが嫌いではないです。
そして、抜け出せない悲しみや苦しみの表現が巧い。

ノオミ・ラパスの演技と、今回も登場のクリストファー・ヨーネルの演技はやはり目を惹くものがあります。
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