このレビューはネタバレを含みます
とにかく出てくる人たち全員が不快。
ピエール瀧の怪演はもちろん、リリーの淡々とした悪意も、奥さん池脇の甲斐性のなさも不愉快。
もちろん一番の凶悪は山田孝之である。昭和の新聞記者よろしく自分の執念、自分の正義だけを信じて、全てを蔑ろにする。
漫画であればいいだろうけれど、奥さんも母親も上司も法律も無視して犯人を突き止めよう、犯人の反省を促そうとする姿勢は凶悪、凶暴だ。
途中見ているのも辛くなって何度もやめようかと思ったくらい久々の胸糞映画だった。あんな中学生みたいな正義マンいないだろうし映画だから誇張されすぎているんだろうけれど、あんなに目の前しか見ていない人間なんているだろうか?