このレビューはネタバレを含みます
途中まではそこそこ面白かったが、すべての事件を振り返り終わったあたりから急激に失速した印象
そのへんからはあまり面白い展開もなく、落とし所を見失っているように見えた
・家庭の問題
・死刑囚が人生謳歌している問題
・「私を一番殺したがってるのはきみ」
このへんが全部中途半端な描写になっているので、どれか一つに絞った方がよかったと思う
特に最後のはセンセーショナルな事件に対する正義感とそこに潜む面白がる心理(?)を問いたいと思うのだが、そのテーマに対する事前の言及が薄いので急に湧いて出た発言のようになってしまっていて残念だった
あとは終わり方に関しては妻が嘱託殺人していたなどの方が、ありがちではあるがインパクトもあるしよかったと思う
ちょっとあれでは弱すぎるかな
演技に関してはピエール瀧もリリー・フランキーも上手でよかった
役どころの問題だと思うが山田孝之は特に印象なく普通だったかな