このレビューはネタバレを含みます
皆さんと同じ、地面師からの流れ、もありつつ、知り合いから「グロい」と聞いてビビって見ていなかった作品でもある。
結果的にあまりグロくはなく、作品として面白かった。
なるほどな、最初に見せられた3つの殺人を一つの作品を通して振り返っていくわけですな。面白い。
流れてくる曲が神聖な感じなんやけど、それが映像と相まって頭おかしくなりそう。
平気で人殺すなあ。ピエール瀧もリリーさんも、イイ意味で似合いすぎて違和感が仕事しない。
現実から逃げて、崩壊していく記者さんの家庭。
家庭にも捨てられ、須藤にも裏切られ。
そりゃこっちは家庭崩壊してんのに、死刑囚に喜びなんて感じられたら溜まったもんじゃない。
そこへの木村の、「俺を一番殺したいのはお前」って、もうそれが全てやろ。
結局記者にとっての正義はなんやったん。
ジャーナリストって仕事に囚われすぎでは?
さっき気づいたけど、多分、この作品で一度も山田孝之の笑顔を見ていない。