ちろる

ローマでアモーレのちろるのレビュー・感想・評価

ローマでアモーレ(2012年製作の映画)
3.7
アメリカ娘ヘイリーが旅行中に道案内してくれたイタリア人弁護士とあれよあれよという間に婚約。
ヘイリーの父親で元オペラ監督のジェリーはたまたま聞いたミケランジェロの父ジャンカルロの美声にゾッコンになる。

田舎からハネムーンでローマにやってきた若い夫婦アントニオとミリー。ミリーが美容院を探すうちに迷子になり、待ちくたびれたアントニオの部屋に娼婦のアンナが入ってきた事によって人騒動が起こる。

建築家の卵のジャックはガールフレンドの親友で小悪魔のモニカに惹かれつつある。
道端で会い仲良くなった有名建築家のジョンは戸惑うジャックに助言をする。

陽気で真面目な小市民をロベルト・ベニーニはある日突然有名人になり、そのままプライバシーのない生活を過ごす事に。
狐につままれたような気持ちになりながらその有名人生活を享受することになるが・・・

ニューヨークのブルジョワジー思想の家庭の娘がプロレタリア思想の青年と結婚する
当然父親と話し合うわけない。
ウディ演じるジェリーはいつもの神経質&心配性のキャラだけど、更にしつこいという性格も入ってていい感じのウザさがさすが目障りでいい。

ローマという魔法が人をとんでもない方向に動かしたりする。
気になったのはジョンが、途中からなんかジャックにしか見えない心の声みたいな演出になってたのはどういう事??

ロベルト・ベニーニの世にも奇妙な物語的なのもなんだ?

喜劇にちょっとだけファンタジー混ざってる感じがまたヘンテコな気持ちにさせられる、いろんな境遇の人たちのドタバタ劇、しかと見守りました。
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