Pepe

ワールド・ウォーZのPepeのレビュー・感想・評価

ワールド・ウォーZ(2013年製作の映画)
1.9
「映画より原作の方がよかった〜」
っていう感想を聞くと、
映画と本は全然違うんだから
比べんなこの野郎
と思ってしまうけど
この映画観て思った、
確かに原作の方がまし
といかそれよりも原作と映画が全くの別物

原作の「ワールド・ウォーZ」は今までのゾンビ映画にないフレッシュな世界観だったし世界情勢が絡んできていろんなとこが舞台で読んでて面白かった、
たまたまロサンゼルス国際空港でひまつぶに本屋さんに入ったら映画化が決まったから特集されてたので買って読んだらすごく面白くて飛行機降りる頃には全部読み終わってたからすごい楽しみにしてたのに
観てみたら原作と同じだったのが
タイトルだけという残念な結果。

誰のせいなのかなぁ〜
あっ製作にブラッド・ピットの名前が入ってる。これだからセレブが製作に関わると方向性変わるんだよなぁ
よっぽど自分をかっこよく見せたかったんやろな
あっよーく考えたら
「それでも夜は明ける」にも製作者だからいいことに善人役でのこのこと出てきてたなぁブラット・ピット。
もう俳優じゃなくてセレブになってしまった結果だよ…
それにしても「それでも夜は明ける」に関しては腹たったなぁ、
あんな素晴しい作品にいいとこ取りだけしおって

そもそも映画化権の入札競争で
レオナルド・ディカプリオの製作会社と争ったらしいけど
そっちの方がきっと面白くなってたのかな
まぁ結果論だけど

何度も制作されてるジャンルの映画は
何か新しいテーマ、エレメントを提供しないと何の意味もない。
そういう意味でゾンビ映画は本当に難しい。あまりにもたくさんのゾンビ映画が制作されてて新しいものを提供しづらい。
映画としては嫌いだけど
「バイオハザード」シリーズはゾンビ映画にド派手アクションを混ぜて
新しいものを提供してるし
TVシリーズの「ウォーキング・デッド」も
人間対ゾンビだけじゃなくてゾンビアポカリプスの中での人間関係にも集中して
新しい風を古いテーマに吹き込んでる。

でも残念ながらこの映画は特にそれがなかった。原作の「ゾンビによって荒廃した世界を立て直す」っていうストーリーならなかなか新しくて面白い映画になってたけど
結果
ブラット・ピットの顔と名前とCGで
勝負をかけてきた駄目映画。

あまりにもありえないストーリー、
「なわけあるか!」って叫びたくなってしまう笑
それにしても「インセプション」以来
どの映画もあのドゥーンドゥーンっていうサウンド使うな笑

脚本は何度も書き直されるし
撮影までに資金集まらなくなるし
追加撮影7週間もやるし
予算膨れ上がるし
公開前から駄目ムード出てたけど
とにかく新しい風を吹きこめなかったのが全てかな

観なくていい映画だとは思います笑
ゾンビ好きな方は観てください笑
走ってますよ、ゾンビ
あっでもゾンビ好きの方は観てますよね
ボロボロに言って気を悪くさせてしまったらごめんなさい。
Pepe

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