賢太郎

真夏の方程式の賢太郎のレビュー・感想・評価

真夏の方程式(2013年製作の映画)
3.6
続けて鑑賞したガリレオシリーズ劇場版第2弾。ヒロイン的立場の刑事が柴咲コウ→吉高由里子に変わったドラマ版に続いた型で公開された作品になります。

今回もまた科学的な方法による殺人を暴いていくのではなく、人間関係、それに伴う負の連鎖を描いたヒューマンストーリーに仕上がっています。『容疑者Xの献身』とはまた違う閉塞感が漂っている作品です。

舞台はとある島。そこに湯川教授が資源採掘におけるシンポジウム的なイベントの説明会の顧問的な立場で参加することになりますが、海を守りたい派閥vs経済効果の恩恵を承りたい派閥と分かれておりなかなか先へ進みません。そこで前者の代表として活躍して立っていたのが成実(杏)という女性でした。また同じ宿に泊まることになる恭平君という小学生や、成実の両親の2人かどと関わっていくうちに、同じ宿に泊まって何やら探っていた塚原という男性が不審死を遂げ…というストーリーです。

前作よりも1人1人の考えがなんていうか共感しにくかったりするので、結末の過程とかは賛否両論分かれそうですね。ただ1ついえるのは"家族"というテーマに対しての見解としてやはりお互いを思いやり大事にすることは素敵だなと感じています。
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