HidekiAndo

パシフィック・リムのHidekiAndoのレビュー・感想・評価

パシフィック・リム(2013年製作の映画)
4.5
【怪獣】日本語:巨大生命体
【イェーガー】ドイツ語:狩人


海底の“異次元の扉”から、地球外生命体“カイジュウ”が現れ、多くの犠牲者が出る。
そこで各国で資源を出し合い、“イェーガー”と呼ばれる、パイロットの神経とマシンを接続(ドリフト)する事で操縦する、対カイジュウのロボットを開発する。

“ジプシー・デンジャー”を操縦するヤンシーとローリー(チャーリー・ハナム)のベケット兄弟は、アラスカ沖に出現したカイジュウにイェーガーを破壊され、兄も失ってしまい、ローリーはパイロットを辞め、各所の“命の壁”の建設に従事していた。

世界でイェーガー計画が中止となり、
環太平洋防衛軍司令官だったペントコスト(イドリス・エルバ)はレジスタンスとして、香港の“シャッター・ドーム”で活動しており、ローリーを香港に向かい入れる。

そこには
・クリムゾン・タイフーン(中国)
パイロット:タン兄弟
・チェルノアルファ(ロシア)
パイロット:サーシャ アレクシス夫妻
・ストライカー・エウレカ(オーストラリア)
パイロット:ハーク チャック親子
そして修復されたジプシー・デンジャーがあったが、パイロットはローリーしかいない。
テストの結果、イェーガー修復担当の森マコ(菊地凛子)がローリーのパートナーとなる事に。
“異次元の扉”破壊作戦の準備中に2体のカイジュウが現れ、クリムゾン・タイフーンとチェルノ・アルファが破壊的されてしまい、ストライカーとジプシーの2体でそれを実行しようと正にしていたその時、研究班のニュート(チャーリー・デイ)とゴッドリーが、ハンニバル・チャウ(ロン・パールマン)から手に入れたカイジュウの脳と“ドリフト”したところ、驚愕の事実が判明する…。

公開時は映画館で鑑賞しましたが、今週末のアップライジングに向け、NETFLIX にて観直しをば。
『何がそんなに(自分にとって)面白いのかなぁ』と考えながら観ていたんですが、やはり『日本の怪獣、ロボット、戦隊モノ』へのリスペクト、愛を感じられるから、でした。
ロボットがやられればパイロットも悶絶、当たり前のように“ドリフト”や“ブレイン・ハンドシェイク”“うさぎ を追う”といった謎の単語が飛び交い、誰に向けての命名なのか分からない“エルボー・ロケット”“雷雲旋風拳”といった技の名称、パイロット同士のいざこざ等々、子供の頃にTV で観ていた『それら』が満載な訳ですから、面白くない訳がないんですね。
加えて、『カイジュウの死骸は捨てる所がない』設定も何とも皮肉かつ現代的で、面白いです。
そしてSF作品におけるイドリス・エルバの男前ぷりも、安定感しかないですね。

今週金曜のアップライジングは過剰にハードル上げずに😂、楽しみたいです!
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