このレビューはネタバレを含みます
死んだと分かれば首なんかいらない
めちゃ久々の映画鑑賞は、2023年に気になってて、ギリ劇場鑑賞可能だったこちらを。
最近の北野作品を観てたら、今作はちょっと心配でしたが、コレは良かったです👏！
こんな【誰が誰を殺した】とかが不明確な時代に、何をもって【誰が偉い？】と決められたのかな？と思ってましたが、もう【やった(殺った)者勝ち】、それを【言った者勝ち】って事が、この作品を通して良く分かった気がします。
むちゃくちゃな信長をやりきった加瀬亮、アドリブ込み？のグダグダな秀吉陣営の3人のやり取り、【命をかけたおっさんずラブ】を繰り広げた明智光秀と荒木村重、徳川家康こタヌキぷり、狂言回し的に各陣営を渡り歩く曽呂利新左衛門、それぞれの群像劇によって、【確かに戦国時代ってこんなモンよね】と思わせる、妙な説得力がありました。
いつも心配な、殿のセリフもバッチリ聞えて、ストレスなく観れて、ホント良かったです😂！
最近はTVで精彩を欠いてる印象なので、ここらで監督業に専念して頂き、まだまだ良い作品を作って欲しいですね！そう思わせる力作でした！
