ゆあ

パシフィック・リムのゆあのレビュー・感想・評価

パシフィック・リム(2013年製作の映画)
5.0
とにかくひたすらめちゃくちゃにかっこいい。
開始から数十分、眼は画面に釘付け。
某ロボットアニメのような出撃シーンに、男心を熱くさせられる。
怪獣のビジュアル、質感も最高。
恐らくVFXの粗をカバーするためと思われる夜戦シーンには、若干の見辛さを感じる。
しかしそんなことすらどうでも良くなってしまう程の魅力が、この作品には詰まっている。
ロボット(イェーガー)と怪獣がぶつかり合い、闇夜に散る火花のかっこいいことよ。
初めて観た時は「こんな映画を待っていた!!!」と思わず声をあげた。

無駄な恋愛要素がほとんどない点も個人的な高評価ポイント。
皆無、とまではいかないが、最低限に抑えられている。
この手の作品に於いて恋愛は切っても切れないコンテンツであるが、それが諄くなると途端に鬱陶しくなる。
「世界がヤバいのに悠長にキスとかしてる場合じゃないだろ!!!!」
そう心の内で叫んだ作品は数知れず。

強いて気になった点を挙げるならば、菊池凛子の日本語が妙にカタコトで気持ち悪かった。
あえてなのかな…?

なんにせよ、これはエンターテインメントの到達点の一つと言える作品に仕上がっていることに、疑いの余地はない。
漢の浪漫が濃縮された、愛すべき映画である。
ゆあ

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