【脚本】★★★★☆
【設定】★★★☆☆
【映像】★★★★★
【音楽】★★★★★
予め言っておくと、それなりには面白かった。
しかしながら、すごく面白かったかと聞かれたら、首を傾げてしまう。
そもそもミュージカル映画が自分の肌に合わないのかもしれない、という身も蓋もない話はさて置き、あちらこちらで大絶賛されていたもんだから、自然とハードルが上がりすぎてしまったのかもしれない。
確かに映画としての完成度は非常に高かった。
ミュージカルパートは軽快かつ愉快に仕上げながらも、華やかなだけのエンターテイメントムービーに収まらないよう、脚本がしっかりとそれを支えている。
監督の持つ腕とセンスが光った作品である。
ラストに少々の不満が残った点と、ミュージカルパート含め、情報過多な場面が多いかなと思った点は残念であった。
世間で騒がれている程の名作ではないかな…渋谷