シトリン

共喰いのシトリンのレビュー・感想・評価

共喰い(2013年製作の映画)
1.9
とにかく湿気でカビだらけになった家にいるような気持ち悪い映画だった。
どこにも気持ちを置けない。
ようやく、ラストの田中裕子でどうにか気持ちを置けた気がする。
この映画を観てからは光石さん観るたびに思い出す。それぐらい強烈。

青山真治なんだよねこれ。
パーっと淡い綺麗な映画も撮れてこのひたすらジメジメした映画も撮れる。
監督って凄い。

ただこのような映画で主演を努めた菅田将暉に拍手。当時事務所に反対されたと何処かで読んだことがある。
この頃の菅田将暉は今より挑戦的で魅力的。