「尊厳死」をテーマとした3軸並行ストーリー。
もはや意識はなく、植物状態で延命させられ続けている少女。
延命処置に苦しみ、夫に「殺して」とお願いする女。
重度の薬物中毒で、死にきれない中途半端な自殺を試み周囲に迷惑をかけ続ける女。
それぞれの家族や、新たに関わりになった人間とのエピソードによって視聴者それぞれに「ゆさぶり」をかけるような軽い挑発的意図が個人的には感じられた。
ただ、深く感情を揺さぶる場面はなく、イタリア映画的スタイリッシュさにも重点を置いているかのような作り方は、本作品のテーマにそぐわないような気がした。
再視聴したくなるかは分からない。