サンゴの海を守りたい派と、橋を架けたい派の戦い。
タイトルから分かる通り、作品は守りたい側の立ち位置。
主人公がなんでサンゴを守りたいのか分からず、破天荒なキャラ付けも相まって異常者にしか見えなかった。
作中で語られてる部分は建前の部分だよね。
「子供たちの未来のために、美しい海を残したい」が本音の部分に来る人なんているの？ 逆にそれが最優先の理由になる人間て割と怖いんだけど。
逆に橋を架けたい側の理由はとてもわかりやすく共感しやすいですね。
生活の為、緊急時の為。
汚職議員の、金の為、というのも、利益を追求する行動で、生き物としては完全に真っ当だと思う。
人としてどうかじゃなく、わかりやすいという意味で。
自分の意見を言うのに、子供を使うってのもなんだかね。
自分は別に、自然破壊して利便性を追求する事が良いと思ってるわけではないですので念のため。
つうか自然破壊も自然保護もやりたい人は勝手にやれやと思う。
行動に必要なだけの理由が無いように見える人間が異質に見える、ということが言いたいだけなのでした。
