氷

L.A.ギャングストーリーの氷のレビュー・感想・評価

L.A.ギャングストーリー(2012年製作の映画)
3.2
良くも悪くも気楽に見ることが出来る映画って感じだった。
まず宣伝で言われてるほど主人公側は荒々しくない。
少なくともキャッチコピーの「まるでギャング」って感じはなかった。
個人的にはもっと正義と悪の判別がつかなくなるほど暴れるのかと思っていたからちょっと拍子抜け。

やりすぎて味方から批難されたり、主人公が正義について悩むシーンもあるにはあるけど、本当にちょろっとだけだったから何か軽い印象だったし、主人公たちの家族が妙に物分かりがよかったのも結構違和感があった。
こういう描写は入れ過ぎると見ててしんどくなるし、実話が元だからあんまりマイナス描写は入れられないのかもしれないけど、もう少し重い雰囲気にしてもよかったんじゃないかと思う。

ただ映像は綺麗だったし(似た衣装ばっかりでちょっと人物の見分けがつきにくかったけど)構図とか演出もなかなか凝ってて魅力的だったから、もうちょっと気楽なノリで見てればもっと楽しめたかもなーと思った。
氷