これは映画館で観たかったなー
DVDだと正当な評価ができない。音楽がおもしろいから劇場で味わいたい。どこかやってくれないかな。
かなーーーーり変わった作品。下調べはある程度しないと全く訳が分からない。
まずこれはレオス・カラックス自身のフィルモグラフィー=人生を重ねていること。『ポンヌフの恋人』『TOKYO!』など過去作や私生活をミックスしている。
さらに映画史というもの自体も重ねている。最初の寝ている観客のいる劇場や挟み込まれる初期の活動写真、インターミッションがその部分。
とにかくドニ・ラヴァンがすごい。トム・クルーズよりすごいよこれ。アクションの量が半端ない。『ブラ物語』で来日された際には目の前にいたのに全然存じ上げなくてほんと申し訳ありませんでしたという感じ。
訳が分からないけど観ていて面白いというのはすごいこと。傑作。