KANA

ドリフト 神がサーフする場所のKANAのレビュー・感想・評価

3.2
西オーストラリア沿岸の田舎町を舞台にサーファー兄弟の絆を描いた、夏にピッタリの映画。実際に成功を収めたサーフィンビジネスのエピソードを元にしているそう。賢くて冷静沈着な兄に奔放で熱い弟、この凸凹兄弟の描き方がいい。個性はそれぞれでも、働き詰めの母親を助けようっていう精神は一緒。そこにジ〜ンとくる。人間ドラマ的には人脈とか信頼関係の大切さも身に沁みる。
全体的には正直ストーリー展開が甘く凡庸な感が否めないけれど、大きな見どころはやっぱりダイナミックな波乗りシーン。こんな暑い日だからなおさら気持ちいい〜!この映像だけでも観た甲斐があった。サーフィンに詳しい人ならボードの型がどうとか、もっとマニアックな目線で楽しめるんだろうなぁ。
長髪とか、ヒッピーやヤクが絡んでくるところなんかが'70sを象徴しててちょっとノスタルジックな雰囲気も。
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