ひろ

鉄路の男のひろのレビュー・感想・評価

鉄路の男(1957年製作の映画)
4.6
「加藤泰の緋牡丹博徒か?!」と、思わず観てる映画を間違えてしまうかのような線路から撮ったローポジションの冒頭。
3人の男性が、それぞれ一つの事件及び頑固爺さんを語って行く構成は『羅生門』のようだが、『羅生門』よりも遥かに面白い。
頑固爺さんには感情移入出来なかったが、最後の真実に辿り着く回想で、爺さんが線路に立ちはだかった瞬間、感情が込み上げて来る。それまでの頑固が全てプラスに変わる。
オジ様達はハゲ方が皆、センターずる向けで、照明が当たると顔からおでこも頭頂も真っ白になって恐い。
ひろ

ひろ