かおり

命ある限りのかおりのレビュー・感想・評価

命ある限り(2012年製作の映画)
3.9
コンセプトが面白かった。
普通の恋愛映画にはない感じ。さすがボリウッド、製作数多いだけあって話が凝ってる。

神を信じるが故に別れを選んだ女と、彼女の信仰は尊重しつつも神に挑戦しようとする男。
(このへんの教会での台詞、内容が複雑で消化しきれなかった感がある。また観なきゃ)
どうしてロンドンのストリートミュージシャンが爆薬処理班に?って思いながら観客は観ているわけだけど、その理由が分かるとすごーく切ないんだよね。

ミラと別れて以来明るさをなくしてしまったサマルだけど、アキラと出会ってまた笑顔を取り戻していく。
その笑顔が久々に出た瞬間ね!!
うっかりときめいてしまったよ。SRKって本当に味のある演技ができる人だなぁとつくづく思う。
Jiya Re、いい曲だし。

アキラの溌剌さはとっても魅力的で眩しいくらいだけど、ミラは「この人しかいない!」と思わせてしまうような、一種の神々しさがある。
それぞれ美しい女性陣の対比、見事でした。

ストーリーは突っ込みどころも満載なんだけど、有無を言わせぬまでの演技力、それからロケーションの美しさ。
そんなものに夢中になっていたらあっという間に観終わってしまった。
音楽もスタイリッシュで良い!

…でもドンドン・ロンドンの意味がちょっと良くわからない。。
かおり

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