マッツ・ミケルセンの出演作を追いかけて鑑賞。
ニコラス・ウィンディング・レフン監督作品『プッシャー』の続編。
前作で主人公の相棒だったトニー(マッツ)が今作の主人公。
出所と同時に麻薬密売人(プッシャー)から足を洗い、生活を立て直そう! と決意するトニーを取り巻く状況を描く。
父親からして裏社会の人間ということで、足を洗うのも簡単にはいかない。
そんな中で、知人との間に子どもが生まれていたことが発覚。
トニーの選択は……?
マッツは前作同様、スキンヘッドにタトゥーの強面の見た目。
元悪党で生活はガタガタだが、それでも何とか変わろうと奮闘するトニーの繊細さが伝わってきて、何だか憎めない。
1作目は絵に描いたような転落劇だったけれど、今作はささやかながら希望の持てるラスト。
3作目の『プッシャー3』にはマッツは出演していない。
が、せっかくのトリロジーだし、時間が出来たら観てみたい。