氷雨水葵

氷の微笑2の氷雨水葵のレビュー・感想・評価

氷の微笑2(2006年製作の映画)
2.0
2023年6本目

連投すみません💦💦

◆あらすじ
夜のロンドン、一台のポルシェがテムズ川に沈む。運転していたベストセラー作家キャサリン(シャロン・ストーン)は生き残ったが、同乗していたサッカー選手は死んでしまう。

刑事ウォッシュバーン(デヴィッド・シューリス)は、サンフランシスコの殺人事件で容疑者だったキャサリンに疑いの目を向ける。

精神科医のマイケル(デヴィッド・モリッシー)は、キャサリンの精神鑑定をするが、彼もまた彼女の妖しい魅力に堕ちていく―――。

◆感想
14年ぶりの続編ということで、こちらも鑑賞。さすがに14年も経てばシワだらけになって、セクシーさも劇的に減っているかと思ったシャロン・ストーン。杞憂!!エロさもセクシーさも健在で、より大人の色気ムンムンという印象。すらっとした脚を組み替えるシーンもあり、まだ可愛さが残っていた印象の前作より好きかも。本作のポスタービジュアルにもなっている、大胆に脚を広げて椅子に座るシーン好き。ただ、やっぱり顔がアップになるとシワというか、ほうれい線が目立っていた気がします…。でも、金髪ロングスタイル抜群美女という私の性癖ドストライクキャラクターなのでご愛嬌。どこかシャーリーズ・セロンに似てませんか?

コロコロ衣装が変わりますが、どれもセクシーでシャロン・ストーンの美しさが際立っていました。キャサリンを’’危険中毒’’とはよく言ったもので、ほんまにその通りやと思う。常にスリルと快感を求めて、ビッチ代表やん。まぁそれがキャサリンの魅力なのだけれど、自分の思い通りにならないとわかった瞬間、切なげな表情になるのやめてほしいキャサリン。治療担当が自分(マイケル)じゃないってだけで、魔性の女が悲しむわけないだろうが。全部計算でそういう表情をしているんだから、秒で絆されるのマジ何なん。そんな表情も読み取れないから最後は自分が精神鑑定受ける羽目になるねんマイケル。前作のニックより、深みにはまる度合いがえぐかった印象。でも、セクシーもバイオレンスも目立ったシーンはなくて、なによりデヴィッド・モリッシー演じるマイケルのキャラクター性が薄い!そもそも二番煎じ感あるのに、主人公のクセ弱いってどういうことやねん。相手役ならもっとガッツというか、パンチがほしかったところ。だからエッチシーンもそこまで盛り上がらずつまらない。

何よりマイケルの意志の弱さというか、キャサリンの魅力に憑りつかれるスピードが早すぎて、ちょっと言い過ぎたからって「様子が気になって」とか言うな。どいつもこいつも危険信号って思わないわけ?素直にキャサリンの自宅の冷蔵庫で見つけたって言えばいいのに、でっちあげでもいいから犯人にしようとは思わないわけ?デヴィッド・シューリス演じるウォッシュバーン刑事のやり方はまぁアレだけど、こんな事件さっさと終わらせようぜって思っちゃう。それか、いっそジャグジーで首絞めて〇すか、奪った銃で撃てばよかったのでは?そうしたら同僚や刑事が犠牲になることはなかったし、自分は監獄行きだろうが、周りが犠牲になるよりはマシでしょ。

終わってみればキャサリンは本当に何も手を下していなくて、結局、魔性の女に操られた哀れな男が異常者になったという感じ。言葉巧みに操られ、でも彼女の言っていることのほとんどは真実で、いやもはや何が真実か怪しいが…そこがまた本作の怖いところでもあり、見どころ。マイケルが警察に抑えられた瞬間の、キャサリンの「バカな男」と言わんばかりの視線怖すぎ。ワンシーンでもいいからキャサリンの出鼻をくじく男はいないんか。いや、無理か。

イライラが止まらなくて低評価。
氷雨水葵

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