このレビューはネタバレを含みます
『実験的野心作ではある。だがしかし…』
小生としては順番が逆では、と思う。
つまり、
「ワンカットにしたら
凄く面白い映画になりました!
だから観て!」
なら分かる。だが、
「凄い映像をワンカットで
撮れたんで観て!」
は映画の面白さを伝えるにあたり
いささか本末転倒ではなかろうか。
それが証拠に皮肉にも
ワンカットの後に描かれる7年後の
河原での決闘シーン
細かなカット割りを駆使して
緻密に描かれる殺陣が
なんとスピーディ溢れる迫力で
彩られていることか。
つまりはそれがすべて、と思う。
なのでこのワンカットは小生としては
好きになれない。
しかも既に斬られた特徴的な
背中の剣士が幾度も幾度も
出てくるのが分かってしまうのも狂醒め。
[21:00]スクリーン③