KATO

きっと、うまくいくのKATOのネタバレレビュー・内容・結末

きっと、うまくいく(2009年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

『バジュランギおじさんと、小さな迷子』を観てから、なんとなくボリウッド映画を履修。キャラクター・ストーリーがきちんと作り込まれている作品は観ていて嬉しくなる。
詰め込み型の教育について考えさせられる。今の教育がいいとは全く思わないけど、解決策と言われると……。

日本も思考を深める授業が徐々に増えているとはいえ、無駄な勉強が多いのが現状(作者の思いを聞いたり)。学生たちの考えを誰かの決めた正解に導くのではなく、独自に深める方向に舵をきってくれないものか。
作中に登場する先生は全く正しい行いをしていない、師と呼ぶに値しなくて、どの国でも似たようなものなのかとぼんやり。
インドの教育は日本よりずっと進んでいると思っていたけれど、それも一面的なものなのかもしれない。日本だって、きっと当事者の私が知らないだけでいい面がある……かもしれない。

資格・就職のためじゃなく、自分が突き詰めたいもののために学ぶんだ!と思える世の中になってほしい。せっかくの面白いことを言っていても、それを削ぐ奴がいるから学ぶことはつまらない、苦しいとなるのではないだろうか。
学問を修めて行きつく目的が「生きるために稼ぐ」、なのは悲しい。
KATO

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