グラフィティ、ラップ、DJ、ブレイキン。
70〜80年代に始まるストリートアートの創世記、NYを舞台に描くドキュメンタリー。
HIP vs 保守
若者 vs 大人
体内から湧き出る衝動に駆られ、夜中忍び込んでグラフィティを描く若者と
法律と秩序を盾に それを批判する大人たち。
40年経って、ストリートアートが大きな文化となり、批判していた大人たちがどれだけ頭が固く暴力的だったかは今になってわかる。
あの時自分の全てをかけてグラフィティを描いた若者たちは、今何をしているんだろうか。あの時、別に文化を作るなど仰々しい事は一つも考えたなかったはずだ。
ただの「自己顕示欲」
それがそれだけ崇高だったか、自分の名前を書くことがどれだけ自己表現になっていたか。
一部描かれていた商業主義の波、コマーシャリズムはどこでもいつでも人の魂を汚す。他人のグラフィティの上に「COP」と書き殴ること以上に暴力的だ。