KANA

プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命のKANAのレビュー・感想・評価

3.9
単純にライアン・ゴズリング目当てだったのだけど、作品自体にも見事に引き込まれてしまった。同シアンフランス監督の『ブルーバレンタイン』同様ダークトーンな映像。序盤の強盗シーン、チェイスシーンのPOVを駆使したカメラワークは臨場感満点で素晴らしい!ルークが意外にあっけなかったのでびっくりだった。正直、エイヴリーはそこまで罪悪感に苛まれることないのに、とも思った。ギャングと紙一重の部署の悪事を告発したのは勇気ある行動。そもそも諸悪の根源はルークをそそのかした修理工のロビンなんじゃないの〜?ジェイソンは結局犯行に及ばず偉い!バイクに乗っていくラストは切なくてよかった。デイン・デハーンは『クロニクル』でも思ったけど、あのハングリーな鋭い眼差しがジャック・ニコルソンに通ずるオーラを感じさせる。
KANA

KANA