Tラモーン

仮面ライダー対ショッカーのTラモーンのレビュー・感想・評価

仮面ライダー対ショッカー(1972年製作の映画)
3.8
ここ最近4歳の息子が初代『仮面ライダー』にハマりまして、ほぼ毎日テレビシリーズを一緒に観ております。これも一緒に鑑賞です。


地球物理学者の大道寺博士(伊豆肇)が人工重力装置GXを開発した。地球の地軸すらも変えることができるこの機械を狙っていたショッカーは大道寺博士から設計図を奪う。しかし、設計図には最後の方程式が書かれておらず、大道寺博士は娘へのプレゼントのぬいぐるみの中にこれを隠していたのだった。ショッカーの秘密信号を傍受した一文字(佐々木剛) とFBIの滝(千葉治郎)、そしてヨーロッパから駆け付けた本郷(藤岡弘)がこれを阻止しに向かう。


仮面ライダー初の劇場オリジナル作品ということで、TVシリーズと比べると明らかに撮り方が映画らしくなっていて、映像が気合い入ってる。
冒頭の『レッツゴー!ライダーキック』に乗せてダブルライダーがサイクロンで疾走するオープニングがカッコイイ。

劇場オリジナル怪人のザンジオーに加えて、ここぞとばかりに再生怪人として過去の改造人間たちがバンバン出てくるのがいかにもお祭り感。
時系列的には仮面ライダー2号/一文字隼人が日本を守っているタイミングなので、やっぱり仮面ライダー1号/本郷猛が助っ人として現れるとテンションが上がる。
ちなみにこの映画で初めて本郷猛の変身ポーズが披露されたそうな。

地獄谷の最終決戦で過去怪人たちがズラーッと出てきて名乗りを挙げたかと思いきやあっさり引っ込むとこは笑ったけど、そこからのダブルライダーvs戦闘員バリにゾロゾロ出てくる怪人たちとの大立ち回りはやっぱりカッコいい。

戦闘員たちとのバイクバトルもいいなー。

"いくぞ!一文字!"
"やるぞ!本郷!"

と2人が呼び合うとこはやっぱり熱いな!
そこに加わる滝のナイスアシストも忘れちゃいけない。

もちろん子ども向けではあるんだけど、重苦しい初期のイメージから脱却し、一文字隼人のキャラも相まって『仮面ライダー』人気が恐らく最高潮に高まったころの作品でしょう。
特撮は細かいこと考えずに楽しんだもん勝ちってことで!ぼくは好きな作品でした!
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