稀

海がきこえるの稀のレビュー・感想・評価

海がきこえる(1993年製作の映画)
2.5
平凡な高校生がスポーツ万能で成績優秀な美少女に振り回される話。
存在は知っているけれど30年近くスルーし続けてきた作品。スタジオジブリを語る上での教養と思い鑑賞。とにかく古い。アニメにありがちな都合の良い美少女ではないものの、テレビドラマにありがちな勝ち気な女というキャラクターの類型を出ておらず、わざわざアニメでやった意味がつかめない。
ストーリーの上でヒロインのいいところがまったくない。ファーストコンタクトが借金で、しばらく金を返さず、上京につきあわされ、愚痴のはけ口にされ、ビンタ、ビンタ。主人公が好きになった理由が顔以外に見つけられなかった。
タイトルもまったく回収できておらず、ジブリの作品群と肩を並べる作品ではないように感じた。
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