遊

ペトラ・フォン・カントの苦い涙の遊のネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

初ファスビンダー
演劇畑のひとがつくった「室内」「会話劇」なのに、めちゃくちゃに映画的 カメラワークが計算され尽くしている

ストーリーもひたすら「嫉妬に狂っていく」だけ、本当にそれだけなのに、感情のRAWデータみたいな...誰しも湧き起こった経験はあるけど理性でぐっと抑えてきた汚いものをまざまざと見せつけてくるので目が離せない
床に受話器だけ置いてその隣にうずくまってベルが鳴るのを待ってるのヤバかったな...観たあとすぐ寝たから夢の残留思念みたいな記憶になってるな

ブレッソンを彷彿とさせる偏執狂的完成度を感じた、この監督もなかなか視聴困難だけど頑張るぞ
遊