こちらもNetflixに上がっていたので上映以来久々に観賞。同時期に上映された「エンド・オブ・ホワイトハウス」より、やっぱりこっちの方がちゃんとしています。脚本やCG含む映像、カメラワークのクオリティがあちらより高く、テロリストなどの設定にも説得力あり。それでもなんとなくエンドオブ〜の方が目立っちゃったのは、あちらの方がハチャメチャだったからでしょうか。
主人公がたまたまホワイトハウスにいただけで、エンドオブ〜と違って無双でないのがダイハードっぼく、ハラハラ感を増幅させてくれます。この頃に合わせて大統領が黒人なのも良かったです。往年の名優ジェイムス・ウッズが重要な役なのも◯。子役はちゃんと存在意義を発揮してるし、普通ならすぐ死にそうなツアーガイドが意外と存在感あったのも面白かったです。
ちょこちょこ笑いを入れてるのも、見やすくて好感でした。伏線回収もしっかりしてるし、ハリウッド映画にありがちな大味さとご都合主義を除けば、脚本的に矛盾は少なく、エンタメ映画としてとてもよくできてると思います。
米国の中東戦争の問題をさらっと入れてたりして、最近のアフガン撤退を機にいろいろ取り沙汰されてる現地の状況などを考えると、なかなか深いと思いました。なんでエンドオブのほうがシリーズ化されちゃってこっちは単発だったのか、実に疑問です。
エンドオブ〜が同時期でなければ、もっと評価されても良い映画だったと思います。
