このレビューはネタバレを含みます
殺人の追憶と同じ未解決(当時)連続殺人事件を扱っているそうで、あちらはストーリー重視、対してこちらはアクション重視、と言った感じ。
殺人犯が自伝を発表!という設定で、社会ひっくるめて彼に心酔する人たちと懐疑的な立場の人たち、そして遺族、という異なった立場の人々が色々と画策するのだけど、ずいぶん大掛かりな、と思っていると、自伝の意図が終盤明かされてなるほど!という感じ。
殺人については序盤で意味ありげなセリフがあるので、別に真犯人がいるのでは。というのは想像できるけど、テープからある音声を取り出すシーンなど痛々しさもさることながら真相に迫ってる感があっていい。
また随所にカーアクションや近接戦闘などが織り込まれ、最初から最後まで見ているだけでも楽しい作品だった。