ちょうど韓国映画が日本映画の影響を受けて、脂が乗ってきた時期の映画なので、
現在大活躍中の豪華な俳優たちしか出ていない+香港映画とのコラボがめちゃくちゃ魅力の一作。
ずっと「タチャ」っぽいなと思っていたら、タチャの監督じゃん、!いい嗅覚をしている
だ!が!!!!!
オレはこれを声を大にして言いたいのだが、舞台を香港にした意味をもっと!!!画面に表してくれよオオオオ
なんなら釜山での壁バトルの方がアクションとして面白いじゃん!!!!
香港映画特有のカッコ良さみたいなものも無いし、英語・日本語・広東語・韓国語入り乱れるにも関わらず、全くその良さが出ていない。結局広東語がわからないとか、広東語喋ってたけど実は韓国人とか、そういうくだらないギャグに回収されてしまっていて、それがめちゃくちゃもったいなかった。
キムユンソクなんて、黄海とかでめちゃくちゃいい中国人の味を出してたじゃん!!!
それをくれよォオオオ
なぜそれが出ていないかというと、この監督がひたすら俳優を追っていて、しっかりと香港とマカオの街を映していない、ただこの街が舞台ですよ~というなんちゃってショットしかないために、ここまで魅力が落ちているのだと思う。
さらに、普通観客ってのはまず最初に主人公の「ように」映された人物を追って見てしまうっていう特性がある程度あるので、この映し方だと誰のことも追えず、けれども登場人物フォーカスの映画なので、一歩ヒいて見ちゃうんだよな。そこがやっぱり面白くない。
だが、ラストの回収はお見事でした。