ちくわ

ラッシュ/プライドと友情のちくわのネタバレレビュー・内容・結末

ラッシュ/プライドと友情(2013年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

F1という名前くらいしか知らないけど、ワタクシ、1976年生まれなのでちょっと親近感を感じてしまった。
それも半世紀程も前にすでにこんなマシン同士の闘いがあったなんてねぇ。

ストーリー的にはお約束な流れではあるし、欲張って、ハントとニキのビックスター2人に焦点を当てちゃって結果、2人の人物像はぼやけ、あっさりなペラい印象。
かといって2人の友情が描けていたかというとこれまた薄め。
ニキ視点で見せればよかったのになあ。

私みたいにF1無知キングには大まかなところを知る意味でよかったけど、ある程度F1知ってる人が見たらガッカリだったかも。

見終わってもF1(3段階あるのすら知らなかった)まだよくわかってないけど、ポイント制なんだ。
レースも毎月の様に行われてて驚いた。
けど、あの歴史的ファイナルレースが日本だったのはちょっと嬉しい。

死がまさに隣に同乗してるスポーツ。
最後のレースで、棄権したニキはものすごい勇気と精神力の持ち主だと思う。
一回死の狭間を経験してるだけに、愛する者を失う恐ろしさももちろん理解できる。
けれどF1が本当に好きだからこそ、また走るために死の確率が上がったのなら走らない。
というこのブレない思考はなかなか常人にはできない気がする。
でも、自分の選択に少し後悔しているようなあの苦悩の表情も人間らしい。

ニキの冷静沈着さとハントの猪突猛進さw
この正反対さがライバルで友情を育めた要素なのかな。
最後に、ニキがハントを尊敬する大切な友人、と語ってたけと、映画ではそこまで見せられてないね。
ちくわ

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