けんぼー

ハングオーバー!!! 最後の反省会のけんぼーのレビュー・感想・評価

3.7
2020年鑑賞110本目。
完全にアランの物語。終わり方は良かった。

「ハングオーバー」ファンとしては賛否が分かれそうな作品。というのも、今作は1作目、2作目のお決まりパターンが踏襲されていないからだ。
今作は問題児アランを中心に、彼が成長し、フィル、スチュアート、ダグの3人組と真の友人になるまでの話。
ハングオーバーのバカバカしさがちょっと薄れ、成長と友情にフォーカスが当たっているため、前作までの「構成」が好きな人は期待外れになるかもしれない。しかし、前作までにも描かれている「友情」や、アラン、フィル、スチュアート、ダグという「キャラクター」が好きな人は最後の方は思わずグッときてしまうと思う。
そしてそのまま良い話で終わらなかったのは個人的に良かった。「やっぱこれだね」と言わんばかりに、最後の最後で「いつものやつ」が見れる。
ハングーオーバー3部作を総括すると、おバカ要素と構成でヒットした1作目、1作目を踏襲しパワーアップしつつもそれを超えられなかった2作目、そして方向転換を図ってキャラクターの成長を描いて一応完結させた3作目という感じ。ここまで見れたのはやはりキャラクターが良かったからだと思った。
いつかもう一本だけ、お馴染みのパターンで続編を作ってくれると嬉しいなあ。

2020/8/22鑑賞