夏色ジーン

フォンターナ広場 イタリアの陰謀の夏色ジーンのレビュー・感想・評価

3.4
感想川柳「思惑が 交錯し過ぎて 大渋滞」

予告が気になって観てみました。_φ(゚Д゚ )


1969年12月12日、ミラノのフォンターナ広場近くの農業銀行が爆破され、死者17人、負傷者88人を出す大惨事となった。捜査当局は無政府主義者による犯行と断定し、容疑者たちを逮捕していくが、1人の容疑者が取調べ中に死亡したことから、事態は急展開を迎える…というお話。

実話ベースのお話ですね( ・ω・)イタリアってご陽気で政治に無関心かと思いきや、結構過激派もいたんですね。((゚□゚;))

アナキストとネオファシスト、内務諜報局と警察の思惑が入り乱れて臆測と擦り付け合い。( ´・ω・)シ

当時のイタリアでは爆破事件が多数起きていて、警察もピリピリしている状態。(‘ε ’)

何としても犯人を見つけたい警察は、アナキストのピネッリを取り調べるも強引な手段に出たから自殺(?)してしまった。((゚□゚;))


警察はピネッリが自白し始めたと虚偽の報告をし、取り調べを担当していたカラブレージ警視は避難の的になってしまう。(;´A`)

結局誰にも決定的な証拠がなく、捜査は難航する一方。(‘ε ’)

これ以降のイタリアは「鉛の時代」と呼ばれるテロの時代に突入してしまいます。( :゚皿゚)

犯人探しがメインだと思っていましたが、実はイタリアの岐路であったこの事件を通して、監督が伝えたかったことは別にあるんだなと。( ´・ω・)シ


治安維持法とか緊急事態宣言とかもっと大きな力を持つ人達、国を憂う人達、職務を全うしようとする人達。

予習復習した方が楽しめる作品ですね。( ・ω・)



気になるセリフ
「農家の火事は悲劇だが、国家の破滅は言葉遊びだ」


んでまず( ´∀`)/~~